玄関からリビングまでの動線上に設けた、幅広の造作洗面台。家族3人が並んで身支度できます。正面には立体感のある白いタイルを貼り、間接照明で雰囲気のある空間に。メイクの時のためにダウンライトも仕込んでいます。

ご夫婦の思い出の建築に、ふんだんに使われていたという大谷石。家族が集うリビングの壁面に張り上げました。重厚感とやわらかく暖かみのある風合いが、くつろぎの空間を優しく演出します。

あえて窓の高さを絞って余計なものを見えなくすることで、小さくても奥行を感じられる庭に。また庭木の緑を浮き立たせるために、背景となる壁を設けました。アプローチからの視線をカットする役割も担っています。

リビングの一角に1.4ｍの腰壁を立てて設えた、小さな”居場所“。リビングと繋がった空間でありながら、趣味に打ち込める半個室の空間です。ラワン材でできた造作本棚が素敵です。

「集中して料理ができて、光や風も感じられるキッチンに」という奥様のご要望に応え、壁付キッチンをご提案。弊社では少し珍しいスタイルです。すぐ後ろに設けた造作収納は広々としたカウンター型で、盛り付けや配膳、片付けまでスムーズに。小さなお子さんの”おてつだいスペース”にも。